『D.LEAGUE(Dリーグ)』とは?

D.LEAGUE(Dリーグ)とは日本で開催されているダンスのプロリーグのことです。このリーグが開始されたのは2021年からで、生命保険の会社がメインスポンサーになっています。D.LEAGUEは世界的に見ても非常に珍しいスポーツリーグですが、それはダンスのコンペティションを目的にしたリーグが誕生したのは、世界初だったからです。日本で初めてこうした事業がおこなわれることになったのは、この分野の市場が今後大きく発展することが期待されているからです。こうしたプロの舞台を作ることによって、日本のストリートダンス文化がさらに成長することも期待されています。
それと同時にストリートダンスのプロフェッショナルを生み出すことも目標にしていて、世界でも通用するようなダンサーが多く輩出される可能性もあります。これまでにも日本には野球やサッカーなどいくつかのプロスポーツがありましたが、D.LEAGUEがそれらのものと大きく異なっているのは、スポーツのみの娯楽に限定されていないことです。スポーツだけでなくアートとしての魅力もあるのがD.LEAGUEで、芸術を見ることを目的として楽しむこともできます。ダンサーが主役となれるような舞台を作ることも目的になっていて、エンターテイメントとしてだけでなく、ビジネス的な価値を作り出すことも目的にしています。
この組織が発足したのは2020年の8月のことですが、この年の12月には9つの企業がチームのオーナーとして参加することになりました。2021年の試合が開始されたのは1月10日からで、まずレギュラーシーズンを開催して、チーム間の順位を決めていく方法が採用されています。レギュラーシーズンは合計で12ラウンドあり、12ラウンドを終了した時点で上位4位以内に入った各チームが、チャンピオンシップに進出できるルールです。最終的に一つのチームが残り、そのシーズンのチャンピオンとなります。
試合を撮影した映像はインターネットでも見ることができ、スポーツ関係のサイトなどで生中継されています。2020年から2021年のシーズンは全9チームで争われましたが、2021年から2022年のシーズンでは新たに2チームが参加したため、合計11チームが参加しています。チームを構成しているメンバーにはそれぞれ特徴があり、1年を通して試合に出ているのがレギュラーメンバーです。それ以外に期間を限定して出場しているSPメンバーもいて、さらに大会を盛り上げています。