ダンスの歴史

ダンスの歴史

stepone ikebukuro259 閲覧数

ダンスの歴史は人類の歴史と考えてもいいかもしれませんし、人間以外の動物も踊ったりもするので、生命に内在する根源的な動作であると言われることもあります。伴奏に合わせて演じられる一連の動作のことを指し、様式も極めて多様なので厳密な定義ができないのですが、遊戯的でリズミカルな動きの連続によってコミュニケーションや表現を行う文化を指しています。

私たちは言葉で自分の感情や意見を表現しますが、言葉は完全ではありません。言葉で表現できないものをボディランゲージによって伝えているのが踊りといえるのかもしれません。また言葉には国境が生じてしまいますが、踊りにはユニバーサルなものといってもいいでしょう。ダンスはソロ、デュエットあるいは集団で演じられ、祭りや儀式の場においても行われています。

太古から神々への礼拝、セレモニー、歴史の伝承、言葉を用いない権力への抵抗、戦闘前の行事といった役割から身体を動かして自己を表現し、感情的、精神的、肉体的に自らを称賛したり、労働の際に共同体の協力を得る手段でした。最初はお祝いや祈りのために踊っていたものが、長い年月を経て洗練された舞台芸術となったということもあります。

例えばバレエは最初こそ宮廷でしか踊られていなかったものが、時代がたつにつれて自由な表現を重視するようになり、芸術性の高いものへと磨き上げられました。また集団で一つの動きを乱れなく行うマスゲームは集団における連帯性の高さを来場者に示すパフォーマンスとしてだけでなく、場合によっては国威発揚の意味もあります。このような経緯から踊りは諸芸術のもとになったともいわれています。文献として残っている最古のダンスは古代エジプトの壁画だといわれています。今でこそエンターテイメントとして楽しまれている部分もありますが、かつては某RPGゲームのように踊り子が職業だったこともあります。

エジプトでは結婚式で踊る風習があったり、踊り子たちは宮廷で王様のために踊ったりしてお金を稼いでいましたが、時代を経ていくにつれて「職業」から芸術家として認識されるようになります。
バレエは今から500年以上前に生まれたダンスですが、もともと貴族のために宮廷で踊られていたものが、17世紀になって劇場で踊られるようになります。そして18世紀には、「ロマンチック・バレエ」と呼ばれる伝統よりも自由や神秘性を大切にするスタイルが確立するようになってから、ダンスに芸術性がもたされるようになり、ダンサーも職業人からアーティストに変化していくきっかけの1つになったともいわれています。